鏡を見る時、写真を撮る時、顔のたるみは非常に気になるもの。
ばっちりメイクをしても顔がたるんでいると、イマイチ決まらないものです。
普段意識しない口元はだらりと下がり、頬がどんどんと落ちていくのは耐えられない恐怖です。
今からでも遅くありません、今すぐリフトアップで小顔改善を目指しましょう。
シェイプアップして身体を引き締める方法があるのと同様に、顔を引き締めるためのマッサージやエクササイズはたくさんあります。
顔が下がる原因を追求して、お家で今すぐできるリフトアップを試してみましょう。
今回は、専門の装置を使った方法も含めて、リフトアップで小顔改善できるやり方をご紹介します。
リフトアップとは?
顔が下がる原因
まぶたが下がる、目尻が下がる、頬も口も顎も垂れて年齢以上に老けて見える…。
その原因のひとつは、顔の筋肉が凝り固まっていて全然動かせていないことにあります。
日本人は普段からオーバーリアクションをしたり、表情に感情を大きく出すことをしません。そのため、目を見開いたり大口を開けたり顔を歪めたりすることがほとんどないため、表情筋が凝り固まっているのです。
顔の筋肉がうまく動かせないので、肌や肉がたるんでも引き上げる力がなく、悪化が進む一方になってしまいます。
顔を上げる(リフトアップする)ためには、凝り固まった筋肉をほぐしてやわらかくすることが必要不可欠です。
指でほぐしたり、意識して顔の筋肉を使ったりすることで顔の筋肉をやわらかくすることができます。
一朝一夕で効果が出るわけではありませんので、地道な継続が大切です。今すぐにでもスタートしましょう!
リフトアップの方法
リフトアップに効果的な方法のうち、代表的な3つを挙げていきます。
リフトマッサージ
リフトアップといっても、下から上にやみくもに引き上げても効果はありません。
まずは顔に溜まっている老廃物をリンパに沿って流していくのが重要なので、上から下に流すイメージでマッサージしていきます。
鎖骨の端にリンパの出口がありますので、そこへ向かって上から順に老廃物を流していきます。
ポイントは、手も肌も温まった状態でマッサージすることです。また滑りを良くするためにマッサージクリームを使うことをおすすめします。
力を入れ過ぎたり、指と肌の摩擦で皮膚が刺激を受けないように注意しましょう。
また、老廃物は一回さすった程度では流れません。ひとつの場所で3~10回同じ動作を繰り返し、次に進むようにします。
1.額からこめかみ、耳前と下ろしてゆき、鎖骨まで流します。これを3~10回繰り返します。
2.次に目元です。目元は特に皮膚が薄いので、力を込めずにやさしく行うことがポイントです。
下まぶたの目尻からスタートし、目の周りを回るように目頭、眉骨下、上まぶた、そしてこめかみから首筋に下りていく感じで流していきます。
3.口周りが凝っていると、笑顔もぎこちなく自分で思っているより口角が上がりません。
顎や頬との境目、鼻の下にあるツボを押しながら口周りの凝りをほぐします。
普段から口角を上げてにっ凝りした表情を作ることを意識がけることで、口周りの筋肉もほぐされ頬のたるみが引き締まります。
4.鼻と頬の境目は特に固まっているので、圧をかけてほぐした後、頬を横切って耳前から首筋へ下ろすように流していきます。
生活習慣の改善
顔のたるみは、スキンケアやマッサージ不足だけが原因とは限りません。
普段の生活習慣が顔のたるみに出ることは十分に考えられます。無意識のその姿勢が顔のたるみを引き起こしているかもしれません。一度意識的にチェックしてみてください。
1.姿勢が悪い
猫背の人は、常に前かがみになっていることで顔が前に突き出た状態になり、下方向に力がかかって顔が落ちていきます。
また姿勢が悪いと首や肩が凝り、血行不良になります。これがむくみの原因になり、顔のたるみにつながります。
2.早食い・よく噛まない
しっかりと良く噛むことで表情筋が使われ引き締まります。噛む回数が少ないことで顔の筋肉も衰え、たるんできます。
3.甘いものが好き
パンや白いご飯、甘いお菓子やスイーツが大好きな人は多いでしょう。
しかしこれらの食べ物は摂りすぎると、糖類とタンパク質が結合し糖化という反応が起凝ります。
糖化はタンパク質が異常化したもので、身体を錆びつかせる、老化を加速する、コラーゲンをダメにして肌のたるみや骨粗しょう症を引き起こす原因となるのです。
4.肉や魚(タンパク質)を食べない
肉や魚は身体を作るタンパク質を多く含む優良な食物です。
タンパク質は筋肉を作り、美容に必要不可欠なアミノ酸でもあります。
タンパク質を摂らないことには良い肌組織は生成されず、肌のたるみも改善しません。
お肉やお魚はしっかりと食事から摂るようにしましょう。
エクササイズ
肌のたるみを引き締めるためのエクササイズも効果的です。
顔ヨガや体幹トレーニング、顔筋トレなどたくさんの方法が紹介されています。
いずれも、顔の筋肉をほぐして鍛えることでたるみを引き上げるという方法です。いくつかご紹介しますので、色々と試してみて自分に合った方法を見つけてください。
継続することが大切ですので、無理せず続けられるものを見つけましょう。
「顔ヨガ」
顔で様々なポーズをとって表情筋を鍛える方法です。顔の血行を良くし、筋肉をほぐしてやわらかくするエクササイズです。
筋肉がほぐれることで肌のハリや弾力を維持でき、シワやたるみ、ほうれい線の予防改善効果が期待できます。
たるみを解消するヨガは、
1.下唇を上唇にかぶせて口角を引き上げる
2.そのままあごを突き出して喉を伸ばし、10秒キープ。×2セット
口角が上がっていることを意識することが大切です。鏡で頬とフェイスラインが引き上げられているかチェックしてください。
力を入れるのは口角で、下あごはリラックスした状態がベストです。
「体幹トレーニング」
体幹を鍛えることは腹筋を鍛えるだけではありません。立ったり座ったりの日常的な動作をする筋肉を鍛えることで身体の軸が真っ直ぐになり、姿勢も改善して顔の筋肉も上向きになるのです。
「顔筋トレ」
顔ヨガと同じく、顔の筋肉を鍛える方法です。
やり方はヨガと似ていますが、顔筋トレを始める前のウォーミングアップとして、顔の筋肉を指でほぐすようにしましょう。
また普段から意識して左右の歯で交互に噛む、スマホを見続けてストレートネック、猫背にならないよう気をつけることも重要です。
バイオスパでリフトアップ効果
表情筋を鍛えるエクササイズは毎日続けることが大切で自宅で手軽にできますが、プロの手で徹底的にリフトアップしてもらうやり方もあります。
バイオスパとは、特殊な洗浄装置を頭にかぶせ、装置と頭皮の間を真空状態にして加圧し毛根の最深部に溜まっている皮脂をしっかりと除去する方法です。
機械で加圧と減圧を繰り返すことで、凝り固まった頭皮をやわらかくし、下がっている顔の皮膚も引き上げる効果が得られます。
リフトアップの効果は約二週間持続するので、自宅での顔筋トレを続けながら定期的にバイオスパに通えば小顔効果は大幅に改善するでしょう。
まとめ
顔の、特に下半分はたるんでいるか上がっているかで随分と印象が変わってきます。
たるむということは口角も下がり、無表情や怒っているように捉えられることもあります。
口角が上がっているといつも笑顔で明るい印象をもたれ、ひきしまったフェイスラインはメイクも映え表情も生き生きとします。
顔の皮膚は頭皮と繋がっているので、頭皮マッサージもしながら顔の筋肉もほぐし、頭の先から引っ張り上げるようなイメージでリフトアップさせましょう。
血行のよくなったお肌にはハリと潤いが生まれ、顔色も健康的になり、実年齢よりもずっと若く見られるようになりますよ!